にゃんこの穴掘り

雑草が好き、虫が好き

ミニトマト、全滅

 数日前、まさか豪雨になるとは思わず出しっぱなしにしていたせいで、ミニトマトがすべて実割れしてしまった。
 本当に雨に弱いのだなぁと、今更ながら感心した。
 でも、もはやアンデスの地ははるかに遠く、これからもこの日本の高温多湿な地で生きてかなきゃならないわけだから、ぼちぼちそういう性質を変えていってもいい頃ではないかと思うんだけどなぁ。
 
 接ぎ木までしてもらって、至れり尽くせりの身では当分ムリかもしれない。
 ならばピーマンとサツマイモとジャガイモに期待しようと思ってたら、ジャガイモは枯死、サツマイモは生長ストップ、ピーマンも夏ばてしてクタクタ。
 いずれもウチのベランダの過酷な環境に耐え切れなかったか。
 
 でも最近読んだ本に、「植物は自分が住み着いた場所の風土を感じ取って、次に生まれてくる時はもっとここに適した身体で生まれたいと願い、その思いを種に込める」とあった。
 つまり毎年種や苗を買ってくるのではなく、今年植えてるこいつらの種を取って何世代も受け継がせていけば、いつか「乾燥・高温・照り返し」と三拍子そろったウチのベランダでも、生き生きと生い茂れるようになるかもしれない。

 その本によると、今売られている種はいろいろと手を加えられていて、花なら大きなのがたくさん咲き、野菜なら形もよく日持ちのするのが生るように改良されているらしい。その代わり遺伝子の多様性と生命力が犠牲になってるわけだ。
 
 トマトはややこしすぎてムリだけど、ピーマンとサツマイモは種と芋を来年も植えることに決定。
 
 それにしても、プランター栽培って余計な手間ばかりかかるなぁと思う。
 これが土の庭だったら、ほったらかしにして枯れるにまかせてたら自ずとそうなるわけで、毎年土を入れ替えなきゃならないプランターでの栽培はやっぱ不自然だよねぇ。
 
 ・・・・庭のある家に引っ越そうかな。