ミニトマト、全滅
数日前、まさか豪雨になるとは思わず出しっぱなしにしていたせいで、ミニトマトがすべて実割れしてしまった。
本当に雨に弱いのだなぁと、今更ながら感心した。
でも、もはやアンデスの地ははるかに遠く、これからもこの日本の高温多湿な地で生きてかなきゃならないわけだから、ぼちぼちそういう性質を変えていってもいい頃ではないかと思うんだけどなぁ。
接ぎ木までしてもらって、至れり尽くせりの身では当分ムリかもしれない。
ならばピーマンとサツマイモとジャガイモに期待しようと思ってたら、ジャガイモは枯死、サツマイモは生長ストップ、ピーマンも夏ばてしてクタクタ。
いずれもウチのベランダの過酷な環境に耐え切れなかったか。
でも最近読んだ本に、「植物は自分が住み着いた場所の風土を感じ取って、次に生まれてくる時はもっとここに適した身体で生まれたいと願い、その思いを種に込める」とあった。
つまり毎年種や苗を買ってくるのではなく、今年植えてるこいつらの種を取って何世代も受け継がせていけば、いつか「乾燥・高温・照り返し」と三拍子そろったウチのベランダでも、生き生きと生い茂れるようになるかもしれない。
その本によると、今売られている種はいろいろと手を加えられていて、花なら大きなのがたくさん咲き、野菜なら形もよく日持ちのするのが生るように改良されているらしい。その代わり遺伝子の多様性と生命力が犠牲になってるわけだ。
トマトはややこしすぎてムリだけど、ピーマンとサツマイモは種と芋を来年も植えることに決定。
それにしても、プランター栽培って余計な手間ばかりかかるなぁと思う。
これが土の庭だったら、ほったらかしにして枯れるにまかせてたら自ずとそうなるわけで、毎年土を入れ替えなきゃならないプランターでの栽培はやっぱ不自然だよねぇ。
・・・・庭のある家に引っ越そうかな。
豊作だぁ
「夏の庭」と言って思いつくのは、アサガオとヒマワリ。
小学生の頃はこの二つに加えて、ホウセンカとマツバボタンとグラジオラスとヘチマを植えていた。
このたび、約40年ぶりにガーデニングを再開したわけだけど、園芸界にも栄枯盛衰はあるらしく、最近はホウセンカもグラジオラスもぜんぜん目にしない。
名前も聞いたことのない花は育てる自信がなかったので、一昨年は小手始めにアサガオを植えた。ところが、カメムシの襲撃に遭って衰弱。
庭と違ってベランダは照り返しが強すぎるのかと思い、去年は暑さに強いと定評のサツマイモを植えた。ところがこれも、思ったほどには繁茂せず。でもイモは収穫できて、その結果「花より団子」の心境に。
そして今年。
苗を選ぶ際、本命ではなくおまけで購入したピーマンだったんだけど、これが思いもかけず大正解。ナスも暑さ好きで知られるけど、ピーマンはその上をいくみたい。
同じく衝動買いしたミニトマトともども、アサガオすら萎れサツマイモも生長を止めたほどの灼熱地獄のベランダで元気に実をつけ続けている。
ずっと青いままだったトマトも、暑くなってから急に色づき始めた。
ただ、実を取るのが早すぎたのか、雨除けをしてなかったせいか、この実は水っぽくてあんまり美味しくなかった。花なら咲けばOKだけど、野菜はその後もあるからお手入れが大変だ。
1年目だから、今年は勉強と割り切ってはいるんだけど、収穫時期の見極めが特に難しい。
それに課題がもう一つ。
実はいっぱいなるんだけど、丈が大きくならないのだ。
できれば2メートルくらいの高さまで生い茂って、日よけにもなって欲しいんだけどなぁ。
コンテナ栽培の限界か、肥料が足りないのか、照り返しがきついのか。
う〜ん、わからん。
絵描き虫
待ち望んでたツマグロヒョウモンはいなくなったのに、ぜんぜん待ってない虫はどんどんやってくる。
ある日ミニトマトを見たら、葉っぱがなんかおかしい。
白っぽいというか、変な模様がついてるのだ。
「これはなんだぁ?」と、いつものように慌ててネットで検索。
「ハモグリ虫。一般にエカキムシ呼ばれる。葉肉にもぐり組織を食べながら移動するので、絵を描いたような模様が出来る」
・・・だそうです。
対処法は、「食害された葉を摘み取るか、虫を指で潰す」とある。
葉っぱを取るのは可哀想かなと思ったけど、なんせ相手は「タバコを吸った手で触るな」と言われてるトマト君。触りすぎて、「虫は退治できたけど、タバコモザイクウィルスにやられましたぁ」なんてことになったらもっと困るので、本体には触らないよう気をつけながら、葉っぱをブチブチと千切っていった。
いやはや。見事に絵を描かれてしまってる。
ただ、実には悪さをしないそうで、その後収穫したミニトマトは信じられないくらいに甘くて美味しかった。
ピーマンも、あれからカメムシに吸い付かれることもなく、次々と花をつけている。
それにしても、野菜作りって本当に虫との闘いなのね。
広い庭があって、いっぱい作ってたら、多少虫たちにおすそ分けをしてもいいんだけど、プランターで一株か二株しか作ってないからそんな余裕はないんだよね。
わぁぉ、庭が欲しいよ〜〜
ツマグロヒョウモンがほぼ全滅!!
発見した時にはすでに、とってもでかくなってたツマグロ君たち。
せっせと食い荒らした後、別のプランターに移動。
←こちらニオイスミレからニオイスミレへ
←こちらニオイスミレからパンジーへ
最初にみつけた隅っこのプランターは、見事にご覧の通り。
じっと見ているとほとんど動かないけど、実はけっこう行動範囲は広い。
いつの間にかピーマンのプランターに移動して、蛹になる準備を開始した一匹。
毎日あれよあれよという間で、ここまでは去年と同様にとっても順調だったのだ。
ところがこんなにでかい連中が、突然姿を消してしまった!
蛹になったのかと探したけどいない。
ピーマンに付いてた子は?と探したら、蛹になる本当に寸前(縮まって色も黒くなりかけてた)の姿で動かず。
よーく見たら、お腹の部分がかじられたようになくなってて死んでいる。
いったい何がおきたんだぁぁぁ?!と、ネットで検索しまくった結果、どうやら天敵に根こそぎやられたらしい。
犯人は蜂か、アリか、クモか。それとも全員か?
去年は蛹になって羽化した後も、次々と卵が孵って、「ビオラや〜い」と探し回る羽目になったけど、今年は親が「ここは危険」と判断したのか、続く幼虫は発見できない。
ニオイスミレはまだまだ元気に生い茂っているので、また卵を産み付けてくれる可能性はあるけど、次に幼虫をみつけたら部屋の中に保護すべきだろうか。
テントウムシだって、何十個もの卵から成虫になったのは結局1匹か2匹だったわけで、天敵にやられるのもいわば自然の摂理だろう。なのに蝶々だけ特別扱いしていいものかどうか。
人間の介入はどこまで許されるのか?
ちょっと悩んでしまってる。
ツマグロヒョウモンが来た
招かれざる客のカメムシは、幸いここんとこ姿を見せてない。
そして一方のまだかまだかと待ちかねていたツマグロヒョウモン。
いました!!
しかもすでにかなりな大きさ。
一番隅っこの、普段目にしないプランターだったので気がつかなかった。
改めて数えてみたら5匹くらいいる。
ビオラは少ししか植えてないけど、今年はニオイスミレをたっぷりと用意してあるから、去年みたいに「エサや〜い」と駆けずり回ることはないだろう。
それに数も少ない。
去年は一期生がこの大きさになる頃には、5ミリくらいの二期生がすでにうろちょろしていたもんね。
この大きさだと数日内に蛹になるかも。
今年は夜更かしできなくなったから(去年の経験では、圧倒的に明け方に羽化する奴が多い)、観察は無理かもしれないなぁ。
ピーマン大豊作
先月に早々と実をつけたピーマン。
でも、待てど暮らせどいつまでたってもその一個だけ。
ある程度大きくなった後は見た目まったく変化がないので、いつ採ったらいいかわからなかったんだけど、先日意を決して収穫した。
トマトスープに入れて食べました。
感想。
スーパーで買うピーマンに比べて、香りがすごい。味はそんなに変わらず。でも、同じだということに別の意味で感動した。
完全無農薬だから美味しいだろうという期待と背中合わせに、プランターで簡単に生った野菜なんて食えるものじゃないかもしれないという不安もあったから。
ピーマンを使った料理なんて、スープとスパゲティと肉詰め以外には思いつかんぞ。
などと悩んでる間にも、実はでかくなる。
こんなに簡単に収穫できるとは思わなかった。
これはもう、来年以降も栽培決定だな。
一方ミニトマト君は、実はなってるものの赤くなる気配がまったくない。
ずっと曇り空が続いてるから、日照不足なのかなぁ。
それとも気温がまだ低い?
それとも肥料が足りない?
それとももしや、水のやりすぎ?
次はカメムシ
テントウムシの幼虫は、無事に大人になりました。
ナナホシテントウだった。
昔はそこらじゅうで見たけど、最近は目にしなかっただけに懐かしい。
でも卵は少なくとも30個以上はあったのに、幼虫は3匹、成虫は1匹。
ぱっと見だからもう少しいたかもしれないけど、それにしても自然はやはり厳しいものだ。
でもまあ、おかげでアブラムシはいなくなった。
残る問題は。。。。。今年もカメムシ!!
この間サツマイモとピーマンに鈴なりについているのを発見。
直ちに取り除いたけど、その後も葉っぱを調べるたびに幼虫をみつけてしまうし、数日後にはまたまたカップル(?)の成虫が!
こちらはいつまでたっても天敵は姿をみせないので、人手で処理していくしかないかと思ってる。
茎に吸い付くんじゃなく、コナジラミとかの虫を食ってくれるカメムシもいるそうで。そういうのならこちらとしても大歓迎なんだけどなぁ。